気胸は、その症状によって分類されています。それによって治療法も変わってきます。

・軽度気胸
胸部レントゲン検査で気胸を起こしていることが判明していて、肺の頂上部分の肺尖(はいせん)が鎖骨よりも上にあるとき。症状がない場合は、入院をしないで安静にして、胸部レントゲン検査を定期的に行ってチェックします。自然に穴が閉じて、漏れた空気も自然に血液に溶け込むことが多く、1~3週間程度で元に戻るといわれています。

ただし、胸の痛みや呼吸困難などの症状がある場合は、入院が勧められることがあります。

・中等度気胸
胸部レントゲン検査で気胸を起こしていることが判明していて、肺尖(はいせん)が鎖骨よりも下にあるとき。入院して胸腔ドレナージを行って、胸腔にたまったものを排出させます。胸腔ドレナージとは、胸腔内に胸腔ドレーンと呼ばれる直径が5mmほどのチューブを入れ、胸腔ドレナージと呼ばれる吸引機に接続して、胸腔内にたまったものを排出させるというものです。

・高度気胸
胸部レントゲン検査で気胸を起こしていることが判明していて、肺の虚脱(縮み)が著しいとき。入院して胸腔ドレナージを行って、胸腔にたまったものを排出させます。

・緊張性気胸
高度気胸で、さらに空気が漏れ続けることで、胸腔内の圧力が高い状態(陽圧)になり、肺に血液が戻る肺静脈を圧迫するようになって、心臓に血液が戻らなくなります。そのため、生命に危険がある危ない状況だといえます。早急に、陽圧を下げる必要があるので、胸腔ドレナージを行います。



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