一般に、鼻、口からはじまって、気道をとおって、肺へとつながっていく臓器群を「呼吸器系」と呼んでいます。この呼吸器系における、最大の役割は、酸素と二酸化炭素の交換作業です。
鼻、口から取り入れられた空気は、いちばん太い気道の気管をとおり、さらには2つに枝分かれした気管支へとつながります。それぞれ、右肺、左肺へとつながっているわけですが、これらの肺は、それぞれ「葉(よう)」と呼ばれる部分に分かれ、右肺は3葉、左肺は2葉から成り立ちます。
2本に分かれた気管支は、さらに細く枝分かれしていきます(細気管支)。そして、その細気管支の先端部分には、空気の袋、肺胞があります。その数、数億! この肺を構成している肺胞の総面積は100平方メートル以上にもなります。畳にして、約60畳という広さです。
この肺胞の内部は、非常に細い毛細血管が細かい網状に張りめぐらされていて、取り込んだ酸素と毛細血管の間の壁がとても薄いので血液内に酸素が移動することができ、逆に血液内の二酸化炭素が肺胞内へと移動しやすいのです。
私たちがふつうに呼吸をしていることで、1分間に6~10リットルもの空気が肺に送られています(約0・3リットルの酸素が血液中に送られる)。同様に、ほぼ同じ量の二酸化炭素が血液から肺胞へ、そして体外へと排出されることになるのです。
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